夏は食中毒が増える季節。食事を作るキッチンも清潔に保ちたいですね。
雑菌は20~30度で繁殖しやすく、40度まで活動すると言われています。
今回、夏掃除におすすめ、雑菌を増やさない!食中毒予防にもなるキッチン掃除のコツをご紹介します。
シンク掃除のコツ。正しい磨き方
ハウスクリーニングでお伺いすると、シンクの中が汚れているお家を見かけます。
食品や食器を洗う場所なので、キレイにお掃除しましょうね。
①まずは、食器洗い洗剤(中性洗剤)とスポンジで洗います。
洗い方のコツは、横にスポンジを動かすこと。
この洗い方なら、シンク側面と角の洗い残しを防ぐことが出来ます。
毎日するのが大変なら、ゴミの日の前日(スポンジ交換の日)などに、ついで掃除でしてくださいね
②汚れがひどい場合は、重曹を使います。
使い切れず余っている重曹はここで活躍!
重曹は研磨剤としても使いますよ。
「重曹:水=2:1」で水溶きすると、ドロっとしたクレンザーになります。
おすすめの掃除道具は「ラップ」
ラップをくるくると丸めて、ラップにクレンザーを付けて優しく磨きます。
磨いたあとはしっかりすすいでくださいね。
(研磨効果があります。新品のキッチンなどは傷になる可能性がありますのでご注意ください)
排水かごのヌメリをキレイに落とす方法
キッチン排水口かごは雑菌が多い場所。
こまめにお掃除していても気になるヌメリ。
塩素の漬け置きも有効ですが(塩素は5分漬け置きでOK)
こちらも重曹の粉でお掃除可能です。
排水かごの汚れやゴミなどを取り除きます。
その後、重曹の粉をパラパラと全体的に薄くふりかけます。
10~20分ほど放置し、白い重曹の粉が汚れを吸って茶色くなったら、ブラシで擦り洗い流します。
重曹は汚れを吸収する性質があるので、ぬめり取りに最適です。
お風呂や洗面所の排水ネットにも活用できますよ。
水切りラック・スポンジカゴも漬け置きで掃除
見落としがちなカゴ類のお掃除もお忘れなく
汚れが酷くない場合は、スポンジなどで洗うだけでキレイになりますが、
黒カビ汚れがひどい場合は、塩素を使う必要があります。
塩素は直接泡スプレーを吹きかけるよりも、洗い桶などにぬるま湯を張り漬け置きするほうがおすすめです。
漬け置き時間は5分ぐらいでOK.
その後、しっかりすすいでくださいね。
食洗機のお掃除方法
食洗機をお使いの方は、食べかすや洗剤かすなどが溜まりがちなので、定期的なお掃除が必要です。
汚れがついているのは、そこの方にあるプロペラのような部品。
カゴを取り出した先に、プロペラのような部品があり、取り外すことが可能な食洗機も多いので、洗ってくださいね。
その後、専用洗剤など庫内を洗浄できる洗剤で洗浄してくださいね。
食洗機の側面も、意外と汚れているので拭き掃除してくださいね。
注意:排水口に熱湯を流してはいけません
よくある質問で「熱湯をかけて消毒しても良いですか?」と聞かれます。
まな板消毒のためにお湯をかける方法はありますが、排水口に直接熱湯を注ぐのはNG.
排水のパイプは60度までの耐熱性のものが多いです。
排水溝の掃除は、熱湯ではなく、給湯器から出る最高温度の60度までにしてくださいね。
夏は雑菌が増えやすい季節。
いつものお掃除に、少しだけプラスαして清潔にお過ごしくださいね。