リビングのカーペットや子ども部屋のじゅうたんは、見た目以上にホコリや皮脂、食べこぼしがたまりやすい場所です。 なんとなく掃除機をかけているだけでは、奥に入り込んだ汚れまでは取り切れず、ダニやニオイの原因にもなってしまいます。
この記事では、自然派ハウスクリーニングHappyLifeの山崎由香が、日頃のカーペット掃除から頑固な汚れへの対処法まで、家でできるお手入れ方法をまとめました。

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掃除機は「十字がけ」で奥のホコリまで

カーペットに掃除機をかけるときは、一方向だけでなく「縦・横の十字がけ」にすることで、毛の流れが変わり、奥に潜んだゴミまでしっかり吸い取れます。 まずは部屋の奥から手前に向かってゆっくり一方向にかけ、そのあと向きを90度変えて同じ場所をもう一度かけるイメージです。
ポイントは、早く動かしすぎず「引くときは少しゆっくり」を意識することです。 掃除機のヘッドがカーペットに密着していれば、力を入れなくてもブラシが汚れをかき出してくれます。
ゴム手袋で「絡まったゴミ」をかき出す

ペットの毛や細かい糸くずなど、掃除機だけでは取り切れない絡まりゴミには、ゴム手袋が便利です。 手袋をはめた手でカーペットの表面を一定方向に撫でると、静電気と摩擦で毛が集まり、コロコロよりもしっかりかき集められます。
集まった毛やホコリは、そのまま手でまとめて捨てるか、最後にもう一度掃除機で吸い取ります。 ペットを飼っているご家庭や、毛足の長いラグには特におすすめのひと手間です。
重曹を使ってニオイと汚れをリセット

「なんとなくカーペットのニオイが気になる」というときは、重曹(粉)を全体に薄くふりかけて、数時間~半日ほど置いてから掃除機で吸い取りましょう。 重曹がニオイの元や皮脂汚れを吸着してくれるので、洗えないカーペットでもさっぱりした感覚が得られます。
使う量は、目安として畳一畳あたり大さじ1~2杯程度で十分です。 使った後は重曹が残らないよう、いつもより丁寧に十字がけで掃除機をかけるのがコツです。
固まった米粒・食べこぼしは「ふやかしてから」

小さなお子さんがいると、カーペットにご飯粒やお菓子が押しつぶされて、ガチガチに固まってしまうことがあります。そんなとき、無理にこすり取ろうとすると、繊維を傷めたり、汚れが広がったりしがちです。
固まった汚れは、まず少量の水を含ませた布で軽く押さえ、ふやかしてからピンセットや指先でつまみ取ると、繊維を傷めずに取り除けます。
でんぷん質の汚れは、水分でふやかすと繊維から離れやすくなります。 取り切れない色素汚れが残る場合は、目立たない部分で試した中性洗剤を少量使い、トントンと叩き出すように処理すると安心です。
丸洗いするときはお風呂場で

小さめのラグやマット類は、表示を確認して「水洗い可」であれば、お風呂場での丸洗いも選択肢です。 その際は、たわしではなくカーペット用の専用ブラシや、毛先の柔らかいブラシを使って、毛並みに沿って優しくこすり洗いします。
洗剤は中性洗剤を薄めたものを少量使い、しっかりすすいだあと、バスタブのフチなどにかけて水を切り、風通しの良い日陰で完全に乾かしましょう。 完全に乾く前に使用すると、ニオイやカビの原因になるので注意が必要です。
自分で難しいときはプロに任せる
シミが広範囲に広がっている場合や、高価なウールカーペットなど素材に不安がある場合は、無理をせずクリーニング店やカーペット専門の清掃業者に相談するのがおすすめです。 素材や汚れの状態に合った機材や洗浄方法で、繊維を傷めずにリセットしてもらえます。
忙しい毎日。家の汚れが気になったっら…ハウスクリーニングもおすすめです
水回りなど汚れが気になってきたら…こちらも無理せず、一度ハウスクリーニングで汚れをリセットしてみませんか?汚れがリセットされきれいになると、その後の家事掃除が楽になりますよ。毎日忙しい人こそ、年に1度のハウスクリーニングを利用されています。
HappyLifeではじゅうたんは対象外ですが、水回りやお引越し掃除は得意ですので、お問い合わせくださいね!https://www.happylife-minoo.com/

